不妊治療・出産・子育て

赤ちゃんを授かる仕組みをご存じですか?

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「赤ちゃんが欲しいのになかなか授かれない…」

「なぜ赤ちゃんを授かれないの?」

私も最初そのように悩んでいました。
原因も方法もわからない…
そんな先の見えないことに悩み続けるのはとても不安ですよね。
今、そのように悩んでいる方達が私と同じように悩まないように、お話させていただきます。
あなたの悩みが解消される日に向かって、お役に立てればと思います。

赤ちゃんがなかなか授かれない原因には、様々なことが考えられます。

どんなことが妊娠を妨げる原因になるのか。
それを知ることが、問題解決への第一歩となります。
そのためにも「赤ちゃんを授かるためには、体の中でどんなことが起きているのか」を知っておくことはとても大切です。

妊娠・出産には「女性ホルモン」が大きく関わっていることを、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
ただこの「女性ホルモン」とは何か、また、妊娠までに、女性ホルモンがどんな働きをするのかということは、あまりよく知らないという方も少なくないようです。
すでに、お医者さんに行かれて色々な説明を受けて、理解されている方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで、「妊娠の仕組み」や、ホルモンの働きについて一通りお話させていただきたいと思います。

「妊娠」とは?

  1. 女性が持っている卵子と男性の持っている精子が、女性の身体の中でめぐり合い、結び付いて受精卵となる。
  2. 受精卵が細胞分割を繰り返しながら、子宮の「子宮内膜」にたどり着き着床する
  3. 赤ちゃんが発育し出産するまでの状態になる

上記状態を妊娠といいます。

赤ちゃんの卵となる卵子は、女性がある程度の年齢に達してから女性の体内で作られるように思われがちですが、そうではありません。

実は、生まれた時からすでに、女性は体の中に卵子を持っています。
お母さんのおなかにいる胎児期には、原子卵胞は700万個も作られるのですが、生まれた時点では、200万個くらいになっています。
その後年々減っていき、初潮を迎える12~13歳頃にいは30万個くらいになっています。
そして、毎月1回、このたくさんの原子卵胞の中から選ばれた1個が卵子となって、卵巣の外に飛び出します。
これが排卵です。

この月に一度の排卵を迎えるために重要な働きをするのが、ホルモンです。
人間の体の中では、およそ40種類のホルモンが分泌されています。
これらのホルモンは、それぞれに様々な役割を与えられています。
そのうち、妊娠に関係されるホルモンとして、主なものに次のようなものがあります。

  1. 性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)
  2. 卵胞刺激ホルモン(FSH)
  3. 黄体化ホルモン(LH)
  4. 卵胞ホルモン(エストロゲン)
  5. 黄体ホルモン(プロゲステロン)

性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)とは、脳の中の、視床下部というところから。
卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)は脳の中の脳下垂体というところから、分泌されます。
卵胞ホルモン(エストロゲン)は卵巣から、黄体ホルモン(プロゲステロン)は卵巣の中にできる黄体というものから分泌されます。この二つのホルモンを合わせて「女性ホルモン」と呼んでいます。

これらのホルモンがきちんと分泌されていること。また、ただ分泌されているだけだはなく、それぞれのホルモン分泌のバランスがきちんととれていること。妊娠・出産にはこれらがとても大切な条件になるといってもいいでしょう。

また、妊娠や出産に関するホルモンを総司令官のようにトップでコントロールしているのが、脳の視床下部というところです。
視床下部が正常に機能しないと、ホルモンの分泌も正常に行われなくなります。



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