不妊治療・出産・子育て

不妊治療の基礎知識 検査の種類を知れば怖くない!

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皆さん不妊治療をすでに実践されている方もいると思いますが、これから不妊治療を始めようとする方にとっては、とても不安のあることですよね?

今回はこれから不妊治療を始めようとする方や、すでに不妊治療を始めている方にもどのような検査があるのか、お話ししようと思います。

是非最後までご覧ください。

基本の重要検査は4つ

不妊治療を始めるにあたり、最も重要で欠かすことのできない基本検査があります。

それが次の4つです。

  1. ホルモン検査
  2. 子宮卵管造影検査(HSG)
  3. アンチミューラリアンホルモン(AMH)
  4. 精液検査

このうち女性が受ける基本検査は、ホルモン検査・子宮卵管造影検査・アンチミューラリアンホルモンの3つです。

月経時や排卵期など、ホルモン変化の周期に合わせて何度か通院し、検査を受ける必要があります。

一方男性の検査は精液検査だけですので女性に比べれば負担は少なくなります。

各検査について詳しくお話していきます。

ホルモン検査(FSH・LH・プロラクチン)

採血をして卵巣の機能を調べる検査です。

基礎体温の低温期に行う検査を基本に、排卵期、高温期にも行うことがあります。

低温期の検査は通常、月経開始から2~5日目の間に行います。

調べるホルモンは、

  • 卵胞(卵子がある袋)を成長させるFSH(卵胞刺激ホルモン)
  • 排卵を起こすLH(黄体化ホルモン)
  • プロラクチン(乳腺刺激ホルモン)

などです。

この時期にLHが高い人は、排卵が起こりにくくなっている排卵障害が疑われます。
また、FSHが9mIU/mlを超えると卵巣機能の低下が考えられます。
プロラクチンは産後に乳汁の分泌を促すホルモンですが、授乳時以外でこの数値が高いと、排卵が抑制されます。

このほか必要であれば、
排卵時期にはエストラジオール(エストロゲン:卵胞ホルモン)の量
排卵から次の月経までの高温期中期には、高温期を維持するプロゲステロン(黄体ホルモン)を測定することがあります。

子宮卵管造影検査(HSG)

これは子宮の形や、卵管の通りを見る重要な検査です。

実は女性の一番多い不妊の原因は卵管因子なのです。

排卵前の時期(月経開始後6~10日)に子宮の中に細いカテーテルを入れ、造影剤を注入し、X線写真を撮ります。

造影剤が入ってくるとお腹が温かく感じちょっとびっくりしますが、この検査をすると卵管の通りがよくなり、妊娠率が上がることがよくあるそうです。
次にこのタイミングで性交渉をするようにとのお話もあり、検査と同時に治療を行っているのです。

この検査を受けた人でも前回検査から1年以上たっていれば、再度の検査をお勧めします。
最初から体外受精を希望する人も、重い卵管水腫があると妊娠率が低下するため、やはり検査を受けておくと安心です。

アンチミューラリアンホルモン(AMH)

血液を採取し、卵巣年齢(卵巣予備機能)を調べる検査です。

この数値が2ng/ml(38歳相当)以下の人は、卵巣予備機能がかなり低くなっている(卵巣年齢が高くなっている)ので、治療を急ぐ必要があります。
これは検査時期はいつでもOKです。

精液検査

男性の精子の状態を調べる検査です。

産婦人科で検査できるところもありますし、できない場合は、泌尿器科などで検査します。
検査の前は2~3日禁欲器官をおき、自己採取でとった精液を調べます。

医療機関で採取するほか、採取後2~3時間以内に届けられるなら、自宅で採取することも出来ます。

調べるのは、

  • 精液量
  • 精子濃度
  • 精子の運動率
  • 正常形態精子と奇形精子の割合
  • 生存率


などです。

精子の数が少ない、運動率が悪いといった場合は、男性不妊の可能性が高くなります。

ただし精子の状態は体調によっても変動します。

正確な評価をするためには最低でも2~3回検査をする必要があります。

私たちは、産婦人科さんで検査が出来たので、こちらで行いました。
数値が2回とも悪く、泌尿器科でもっと詳しい検査をすることにしました。
詳しい検査の結果染色体異常だったのですが。。。

通常の状態でも体調によって数値の変動はあるそうなので、2~3回は受けるようにして下さい。


基本検査のほか、必要に応じて行う検査

以上の4つの検査結果をふまえ、必要に応じて行う検査には、次のようなものがあります。
医師の指示に従って検査を進めましょう。

超音波検査

子宮筋腫や卵巣嚢腫の有無、毎月の卵胞の発育の観察や排卵日の推測のため、主に経腟的に超音波検査を行います。

月1回は保険診療で受けられますが、排卵誘発剤を使用したときは、3回目までが保険診療が可能です。

子宮鏡検査(ヒステロスコープ)

子宮内に子宮鏡という細かいカメラを入れ、子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫、子宮内腔癒着などの着床障害の原因がないかを調べる検査であり、特に体外受精前には必要な検査です。

抗精子抗体検査(精子不動化抗体)

精子の運動を止めてしまう抗体の有無を、血液検査で調べます。

女性にはこの抗精子抗体があると、精子が正常でも自然妊娠や人工授精での妊娠はかなり困難なので、体外受精がすすめられれます。

スクリーニングのSIV法では抗体の強さは正確には分かりません。
SIVで陽性であっても正確にはSI50値での確認検査が必要です。
抗体かは変動しますが、特にSI50値が、常に2以上の場合には、体外受精以外での妊娠は困難です。

性交後試験(ヒューナーテスト)

排卵期には子宮頸管粘液が増えてサラサラになり、精子が侵入しやすくなりますが、その状態を調べる検査です。

排卵期の早朝に性交渉をもち、射精後30分ほど安静にした後、3時間以内に女性が医療機関を受診して検査します。

この検査は3回受けて1回でも正常ならば、問題ないとされています。

前日の夜に性交渉をもって検査まで時間がたっている場合や、1回の検査のみでは、判断を急がないほうが良いでしょう。

クラミジア抗体・抗原検査

性感染症のクラミジア・トラコマチス感染の既往があると、卵管の癒着がしばしば起こります。

採取での抗体検査は過去のクラミジア感染を、頸管粘液の核酸検査では現在の感染の有無を調べます。

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