不妊治療やっている方も、これから不妊治療をしようとされている方も、サプリメントなどどのようなものを使えばいいか色々な情報があり過ぎて、結局どれなの?・・・
ということありますよね。
そこで今回は効果のあるサプリメントとこれは微妙ですというサプリメントを解説したいと思います。
是非最後までご覧ください。
サプリメントの安全性は保障されていないものもあるので信頼と実績で!
不妊治療中はどのようなサプリメントを飲んだらいいか悩みますよね。
親族や友人が気を使ってくれたサプリメントなどそれがかえって逆効果なんてこともあったりします。
近頃はインターネットで様々なサプリメントが気軽に手に入りやすくなり
「妊活に良い」
「妊娠しやすい体づくりにおススメ」
などをうたった商品を目にすることがたくさんあると思います。
サプリメントというのはそもそも、薬ではなく食品に分類されるものです。
サプリメントを製造・販売するメーカーは数多くありますが、その品質や安全性は、メーカによってまちまちなのが現状です。
不妊治療中はとくに製造・販売元がしっかりしていて疑問などがあれば問い合わせをしてくれるところやデータを出しているメーカーのサプリメントが安心です。
妊娠を期待する人に推奨できるのは「葉酸」と「ビタミンD」
先生にお伺いしたところ妊娠を考えている人に、安心してお勧めできるサプリメントとお伺いしたところ、
「葉酸」、「ビタミンD」です。
葉酸は、ビタミンB群の一種の水溶性ビタミンで、神経細胞や赤血球などをつくるのに重要な働きをしています。
葉酸のサプリメントを一日400μg=0.4㎎摂ると、赤ちゃんの神経管閉鎖障害が起こりやすくなるリスクを50%~70%減らせるということで、厚生労働省では妊娠を計画している人から妊娠初期にかけて、葉酸サプリを摂取することを推奨しています。
葉酸は、緑黄色野菜や海苔などの食品に含まれますが、妊娠中は平常時より多くの葉酸が必要になるためサプリメントで補うことが良いとされています。
ビタミンDは卵巣機能や妊娠率、子宮筋腫、早産や低体重児とも関係することがわかっています。
ビタミンDは食事から摂る他、主に日光に当たると体内で合成されますが、最近は極端な紫外線カットをする人が多くなり、不足しがちな傾向があります。
ビタミンD値が低い人は1日50μg=0.05mgまでを目安にサプリメントを摂取してください。
「マカ」や「大豆イソフラボン」の効果は、根拠不明
最近よく目にするのが「マカ」です。
マカは、南米ペルーのアブラナ科の多年生植物で、その根はハーブとしても使われています。
マカのサプリメントは冷え性の改善や精力増強の効果がうたわれています。
さらに「南米の人が子だくさんなのはマカを摂っているから」
といった理由が添えられていたりもします。
しかし、南米にも不妊はあります。
南米の国が子だくさんなのは、国が貧しく避妊の習慣が根付いてないためです。
それはマカが妊娠に良いという根拠にはならないので注意が必要です。
実際には不妊治療の専門家の間では、マカはほとんど話題にも上がりません。
また「大豆イソフラボン」がよいのではと聞くこともありますが、大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た構造をもち、不足した女性ホルモンの働きを補う、などとされています。
けれども、エストロゲンのものを多く摂取すると不妊症によいとされるデータはありません。
もし、本当に大豆イソフラボンがエストロゲンとして働くのであれば、更年期には効果がある可能性はありますが、乳がんや卵巣がんなどのエストロゲンに依存するがんでは増殖を促進しますし、排卵前後にエストロゲンが高くなり過ぎれば逆に不妊になります。
言葉巧みに誘導してくるような広告には十分に注意しなくてはなりません。