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【キングダム】壁(へき)5分でわかる史実とキングダムでの違い名家出身の武将

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【キングダム】壁は強い?弱い?ただの凡将でない意外な実力

【キングダム】壁(へき)武芸と学問の両道に秀でる名家出身の武将・壁

[qcld-ichart label="軍略,知略,やさしさ,カリスマ," aspectratio="1" value="4,6,10,6," type="bar" title="壁の強さの秘密" datasetname="壁データ" width="300px" backgroundcolor="" bgcolor="'#dd3333','#1e73be','#81d742','#eeee22',''" bordercolor="" pointerstyle="circle" linestyle=""]
あきちゃん
あきちゃん

着実な歩みで「大将軍」を目指す生真面目なの兄貴分・壁

屈辱をバネに精進を重ね、武人として成長を遂げる

昌文君の副官を務める壁は、名家出身ながら

「金で地位を買ったことはない」(キングダム第7話)

と自ら語るように生真面目で、信の兄貴分的立場としていろいろなアドバイスを送る姿からは、ある意味武人らしからぬ性格の良さが垣間見えます。

王都奪還の戦で成蟜(せいきょう)側の軍人・左慈(さじ)の圧力を前に何もできず、自分の無力さを痛感した壁は

「私は武官の極み 大将軍になる」(キングダム第8話)

という新たな決意の元に前線で奮闘を続

けます。その後はコツコツと武功を積んで着実に昇進を重ね、屯留で反乱が起こったころには将軍として討伐軍総大将という立場を務めるまでになったのです。

【キングダム】壁(へき)屯留の反乱を生き延び、実在しなかった人物である可能性が増す

そんな壁ですが、史実では特に何の武勇伝も言い伝えられてはいません。

ただ唯一「史記」において、紀元前她年に成蟜(せいきょう)が起こした謀反について述べられている中で「壁将軍死」と記されている箇所があります。

その謀反というのはまさに屯留における反乱のことであり、ちょうどその前に将軍へと出世していたこともあって、反乱制圧の最中に壁が死ぬのではないかと考えられていました。

ただ実際の作中では壁が命を落とすことはなく、第3話で反乱軍の将軍である龍羽(りゅうう)が、 壁率いる弓隊に撃たれ城内で絶命し、そのシーンに「将軍壁死」の一節が引用されています。

もともと「史記」の該当箇所に関しては「壁という将軍が死んだ」という説と「塁壁(砦の壁もしくは砦そのもののこと)で将軍が死んだ」とする説の両方の解釈があり、作中では「塁壁」の説を採用したということになるわけです。

【キングダム】壁(へき)壁は実在していた人物なのか?

王都奪還戦の際、自らの力のなさを痛感して、武官の最高位・大将軍を目指すことを決意した壁。

彼はその後、重要な戦局で多数の活躍を見せています。

名家に生まれながらも、その地位を出世のために利用することなく、王騎にも実力を認められている壁は、果たして実在していた人物なのでしょうか。

壁に関しては『史記』で触れられているものの、紀元前239年、成蟜(せいきょう)と共に屯留で死没した将軍であること以外には、何の記述もありません。

『キングダム』における壁は、王都奪還戦に始まり、魏国戦や合従軍戦など、さまざまな戦で武功を立てていました。

そんな彼が『史記』に記述されていないことには、やはり疑問を感じてしまいます。

秦にとって重要な戦局で活躍しているうえに、昌文君の副官を務めるまでに至った人物であれば、「史記」に記述されているのが普通でしょう。

また、壁が成蟜(せいきょう)と共に屯留で死没するはずの紀元前239年、同地で死没したのは『キングダム」においては成蟜(せいきょう)のみでした。

壁は3万人もの兵を率いて、討伐軍の総大将として屯留攻城戦に参戦。

反乱軍の将軍である龍羽を、伏せていた弓隊で撃破するなど、多大な活躍を見せています。

つまり、史実とは大幅に異なっているのです。壁という人物は実在していたものの、『キングダム』における彼の描写は、そのすべてが創作であるといえるでしょう。

【キングダム】壁(へき)将軍に昇格した壁の今後

王都奪還戦の際、秦の上級武官・左慈と対峙するも、歯が立たずに敗れた壁。

しかしその後、魏国戦を前にして千人将、そして合従軍戦を前にして三千人将へと昇格するなど、徐々にその武功が認められていきます。

彼は今後、どのような活躍を見せるのでしょうか。

先述したとおり、壁に関する描写は創作であると考えられるため、彼の今後は原泰久先生にしかわかりません。

ただし彼は、これまでにも戦局を左右する重要な軍を任されることが窮地に陥ることもあるとはいえ、そのすべてで武功を立ててきました。

また、生真面目と評されるものの、

王騎に

「まさに昌文君の副官という感じです」(第2巻)

とも言われていることから、彼の実力は否定されているわけではなく、一定の評価を得ていると考えられるでしょう。

そのほか、趙国戦の際、危機的な状況にある壁の元に部下の北朱が駆け付けたように、厚い人望も持ち合わせています。

彼が今後も武功を立て続けることは、容易に想像できるでしょう。

事実、合従軍戦の2年後、屯留攻城戦の際には将軍に昇格。3万人もの兵を率いるほどに成長しています。

壁が率いている軍の規模は、5千人からなる飛信隊の規模よりもはるかに大きいものなのです。

史実においては、もともと存在すらしない、もしくは屯留攻城戦において成蟜(せいきょう)と共に死没するはずだった壁。

それにうかかわらず、屯留攻城戦で活躍しているわけですから、壁が『キングダム」において重要な人物であることは間違いありません。

かつては自分の無力さを痛感していた彼が、やがて目標を成し遂げ、武官の最高位である大将軍に昇格する姿が描かれることになるかもしれません。

そして楊端和(ようたんわ)となんだかいい感じなので、そちらでも楽しみであります。

あきちゃん
あきちゃん

どんな結末になろうとも個人的に大好きなキャラクター壁がかっこよく描かれるように神(作者)のみぞ知るです。

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