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不妊改善!妊娠力をアップさせる食事とは?徹底解説part3

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ハーブティーはおススメ。だけど・・・

前回のお話の最後に緑茶とコーヒーのお話をさせていただきました。

良ければご覧ください。

じゃあ何を飲めばいいの・・・

ハーブティーがおススメです

というお話からさせていただきたいと思います。

カフェインレスが大切ですとお話しましたが「ハーブティー」がおススメなんです。

妊娠のためだけじゃなく、良質な睡眠にもものすごく効果があるといわれています。

特に、赤ちゃんを授かる準備中に良いハーブとしては「タンポポ茶(タンポポコーヒー)」「ごぼう茶」「ルイボスティー」が挙げられます。

「地中に向かって伸びる植物=陽」ということからも、タンポポの根や葉を原料にしたタンポポ茶や根菜類のゴボウを原料としたごぼう茶は、体を温める作用があります。

また、ルイボスティーは、ポリフェノールが豊富で、血行を良くする効果があります。

ミネラルも豊富で、特に亜鉛やカリウム、マンガンなどの赤ちゃんを授かる体に必須のミネラルがバランスよく含まれています。

ただし飲みなれていないと少しクセがあるかもしれないですね。(私は大好きです(^_-)-☆)

ハーブティーがちょっと苦手、またこれから始めたいんだけど・・・

という方はカモミール(カミツレ)や、レモングラス、マルベリー(クワの葉)など、クセが比較的少なく、まろやかなものから試していくと良いと思います。

ただ、ハーブティーを飲むときに注意しなくてはならないことが、ハーブはその種類によって体に及ぼす作用や効能に違いがあるということです。

血圧を下げる効果のあるハーブもあれば、上げる効果のあるハーブもあり、リラックス作用の強いハーブもあれば、テンションを高める効果のあるハーブも、そして、体を温める効果のハーブも少なくありませんが、逆に体を冷やすハーブもあります。

それぞれのハーブの特徴をとらえて自分に適したハーブを選ぶことが大切です。

また、ハーブの中には、「収れん作用」といって、体の組織や血管を縮める作用のあるハーブがあります。

収れん作用によって子宮と骨盤の筋肉が強化され、お産がスムーズになり、安産につながる事から、妊娠後期におすすめです。

しかし、妊娠初期には、子宮が収縮することで流産の危険が生じるために、避けた方がよいとされています。

また、ハトムギ茶は女性ホルモンの働きを活溌にし、体や子宮のむくみをとる作用もあるなど、赤ちゃんを授かる準備中にはプラスの効果が期待できるハーブです。

しかし、妊娠中に大量にとると、これも流産のリスクを高めるので注意が必要です。

ハトムギには津陽解毒作用があり、老廃物や体内にある余分なもの、通常は体の中にはない異物を排出する働きがあるのですが、この働きが勢いあまって、お腹の赤ちゃんまで外に出そうとしてしまう為です。

「ハーブは自然のものだから、絶対安全」と考えている人も少なくないですが、このように場合によってはマイナスの効果や副作用、またアレルギー症状を引き起こすこともあるので、「ハーブ=安全」と過信するのはよくありません。

ハーブの中には、妊娠中の胎児への影響や安全性については、いまだに完全に確認できていないものもあります。

そのために、同じ種類のハーブをずっと飲み続けるより、毎日、数週間飲み続けたらちょっとだけお休みして、別のハーブティーを飲むようにするとか、同じハーブティーは1日2杯までにするといった飲み方の工夫をするとよいといわれています。

もっとも、1日に何杯も飲むのではなく、リラックスタイムに緑茶やコーヒー、紅茶の代わりに飲む程度なら、それほど神経質になる必要もないでしょう。

ただし、飲んでいるうちに体に何らかの不調があらわれたら、そのハーブティーが体質に合っていない可能性もあるので、いったん飲むのを中止するようにしましょう。

女性にやさしいハーブと効能

タンポポ(ダンディライオン)

  • 体を温め、血行を良くする
  • 安眠・疲労回復効果など
  • 腎臓機能が高まるため、むくみ改善

ルイボス

  • ミネラルが豊富
  • 整腸作用、便秘改善
  • アレルギー症状の緩和
  • 安眠・疲労回復効果など

カモミール

  • 体を温め、血行を良くする
  • 花粉症改善(キク科アレルギーは×)
  • 吐き気改善
  • 安眠・疲労回復効果など

ローズヒップ

  • ビタミンC 、鉄分、カルシウムが豊富
  • 美肌効果
  • 便秘解消
  • ホルモンバランスを整える
  • 貧血予防
  • 疲労回復、風邪予防
  • 骨を丈夫にする

ジンジャー

  • 体を温め血行を良くする
  • 消化機能促進作用
  • つわり軽減
  • 乗り物酔い緩和

ネトル

  • 貧血を防ぐ
  • ビタミンC、鉄分、カルシウム、マグネシウムが豊富
  • 月経時の出血量をコントロールする
  • 血液サラサラ効果
  • 風邪予防

サンフラワー

  • 血行を良くする
  • 冷え性改善
  • 生理不順改善など
  • アンチエイジング
  • 保湿効果
  • 便秘改善
  • 美髪効果

ローズマリー

  • 血行を良くする
  • 血管を丈夫にする
  • 抗うつ作用
  • 記憶力、集中力を高める
  • 美肌効果
  • 育毛効果、ふけ予防

ゴツゴーラ

  • ホルモンバランスを整える(特に排卵障害)
  • 血行を良くする
  • 血管を丈夫にするなど
  • 美肌効果
  • 脳活性効果
  • 鎮静効果

※妊娠中は避けた方がよいハーブ

収れん作用があるものや、解毒作用の強いもの、不妊や流産のリスクを高めるプロラクチンの分泌を促すものなど

  • サンフラワー
  • シナモン
  • ナツメグ
  • セージ
  • ハイビスカス
  • ハトムギ
  • センナ
  • フィーバーフュー
  • フェンネル
  • ミルラ
  • ヤロー
  • ラベンダー
  • レモングラス
  • リコリス
  • ローズマリー
  • ラズベリーリーフ

※サンフラワー、ローズマリー、ラズベリーリーフは、子宮の収れん作用があるため妊娠後期(9か月以降)であれば、スムーズなお産を導くハーブとして有効です。

また、レモングラスは、プロラクチンの分泌を促す働きがある為、母乳の出を良くする効果があるので、出産後は有効です。

体に「良い脂肪」と「良くない脂肪」とは?

「脂肪」とひとことでいっても、中性脂肪になりにくい脂肪、体の組織を強化したり機能を高めたりしてくれるありがたい脂肪と、がんなどの病気のリスクを高めるありがたくない脂肪など、いろいろな性質を持つものがあります。

不飽和脂肪酸

  • エネルギーに変換しやすく、中性脂肪として残りにくい
  • 血液中の悪玉コレストロール(LDH)や中性脂肪値を下げる
    →血液サラサラ効果がある
  • 主に魚類や植物油に含まれる。常温で液体である

飽和脂肪酸

  • 血液中の脂質、コレステロール値が高くなる
    →ドロドロ血液の原因になる
  • 主に肉類や乳製品の含まれる。常温で固体である

 

おおざっぱに言うと、ドロドロ血液の原因になる飽和脂肪酸より不飽和脂肪酸の方がよい脂肪ということです。

とくに不飽和脂肪酸の中でも、青魚に多く含まれる、エイコサペンタエン酸(EPA)には、血液にサラサラにする作用が、ドコサヘキサエン酸(DHA)には集中力や記憶力をアップさせる作用があります。

またいずれも、中性脂肪を減らす働きや、血栓を予防する働きがあります。

イワシ、アジ、サバ、などの青身魚は臭みがあって苦手という人もいますが、ショウガなどで臭みを抑えるなど調理を工夫して、できるだけ取るようにしたいものです。

 

なお、不飽和脂肪酸のなかにも、ちょっと問題児の脂肪があります。

それは、「トランス脂肪酸」というものです。

トランス型脂肪酸は天然の植物油にはそれほど含まれてありませんが、マーガリンやショートニングなど、植物性の不飽和脂肪酸から人工的に作られた油脂に多く含まれています。

(ちなみにショートニングは、お菓子やパンの原料や、ファーストフード店のフライ用の油脂として使われています)

トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増やし、流産や、乳がんなどのリスクとの関係があるといわれています。

「植物油の方がよい→バターよりマーガリンがよい」

と思われている方も少なくないよですが、マーガリンは欧米ではすでに、製造禁止になっている国もあります。

たとえ体に良い天然のオリーブ油から作られているものであっても、マーガリンを作る際にトランス型脂肪酸が発生し、食品中に含まれてしまうからなんです。

不妊改善!妊娠力をアップさせる食事とは?徹底解説まとめ

さて、
妊娠力をアップさせる食事とは?徹底解説part1

妊娠力をアップさせる食事とは?徹底解説part2

にて食材についてここまでいろいろなお話をしてきたことは、「絶対食べなければならない」「絶対食べてはいけない」ということを言っているわけではありません。

また、今は「これがイイ」「あれが悪い」といわれていても、その後になって、情報や常識がかわることがあります。

例えば大豆製品に含まれているイソフラボンは、特に低温期にたくさん取ると卵子の質が良くなると一時期言われてました。

そして豆乳を飲む人が増えました。

しかしそのあと、大豆製品をとり過ぎると妊娠率を下げるというデータが出てきて、慌てて「豆乳は好きだけど、一切飲むのをやめた」という方もいらっしゃいます。

「食」は体作りに欠かせないものですが、「食事」は、どんな人にとっても楽しみの一つであるはず。

「こうしなくてはならない」「こうしてはならない」ことにこだわって、毎日の、三度の食事が楽しくなくなってしまうのも考えものです。

基本的には「体にいいこと」を極力取り入れながら、たまには、「今日は、「体に良くないけれど好きなもの」を食べてもよい日」を作ってもいいくらいに考えると気も楽になり、かえって「いいこと」が続けやすくなるというものです。

焦らず気負わず、食べることを楽しみながら、赤ちゃんを授かる準備を続けてくださいね。



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