不妊改善!良い睡眠とストレスフリーの生活/眠りの質を高める10のポイント
も是非ご覧ください。
良い睡眠とは・・・ゴールデンタイム7時間以上?
十分な睡眠は、
- 筋肉や神経の疲労を回復させる
- 自律神経やホルモンバランスを整える
- 筋肉をリラックスさせ、血流を整える
このような「十分な睡眠」をとっているととは、1日どのくらい睡眠時間をとったらよいのでしょうか?
睡眠時間については、いろいろな説があり、「人によって適切な睡眠時間が異なるのだから、〇時間以上、ということ自体意味がない」という人もいます。
また、「明治の文豪・森鴎外は通常4時間睡眠であったというから、4時間でも足りる人は足りるのだ」という人もいます。
・・・が、森鴎外は、別に妊娠力アップする必要がなかったのですから、当たり前ですが4時間でよかったというならそれでよかったのです。
ここで大事なのは「妊娠力を上げるため」にはどのくらい睡眠時間が必要かということです。
睡眠が不十分だと副腎皮質ホルモンが分泌されて血液を収縮させるのですが、おおむね睡眠時間が6時間以下になると、このような状態になりやすいといわれています。
そうすると、赤ちゃんを授かる準備中の場合には、6時間以上、理想をいえば7時間くらいの睡眠が必要といえるでしょう。
ただ、毎日7時間眠るようにすれば、それだけで十分というわけではありません。
例えば同じ7時間眠るにしても、「いつ寝るか」、つまり眠る時間帯によって、体の回復効果は全く異なるからです。
人間の体の中には、とてもよくできた時計があり、これが体内の様々な機能の「時間管理」を行っています。
その時間管理でいうと、体内で、昼間の活動で傷ついた細胞が修復・再生されるのは、だいたい夜の10時から11時くらいから翌日午前2時くらいまで、となっています。
この時間帯にしっかり眠っていることで、体内のありとあらゆる細胞の修復や再生がどんどん進むのです。
こうして、前日の疲労が取れ、子宮や卵巣などの体内の臓器も、翌日もしっかり働ける状態に回復できるのです。
もしどうしても睡眠時間が7時間とれないときでも、せめてこの「ゴールデンタイム」である午後10時から午前2時くらいまでは、最低でも睡眠のために確保しておくようにしましょう。
また、睡眠時間がまとめてとれない場合は、何回かに分けて睡眠をとってもよいという人もいますが、赤ちゃんを授かる準備中の方は、やはりまとめて7時間以上とることが大事です。
睡眠不足を補うために、ちょっとした時間を利用して睡眠をとるということは、脳の疲労回復や集中力アップには良いのですが、体全体の細胞の修復・再生までは期待できません。
体の疲労をしっかり回復させ、子宮を温めるには、どうしてもまとまった時間の睡眠が必要なのです。
このように睡眠は継続して時間以上、ゴールデンタイムを挟んでとるのが理想ですが、もう一つ大事なことがあります。
それは睡眠の「質」です。
「良い睡眠」睡眠の「質」を確保する
同じように7時間くらい眠っても、朝起きたときに、
「ああ、よく寝た!気分もスッキリ、朝から爽快!」
という方もいれば、
「朝起きると、体が凝っているような感じがする」
「寝た瞬間に朝になっている」
「午前中から疲れている」
・・・というようなことをいう方もいます。
このような方は「質」の良い睡眠がとれていないといえます。
あなたの睡眠はいかがですか?
睡眠の質とは、「時間×深さ」
どんなに睡眠時間を長くしても、眠りが浅ければ、睡眠の質が下がり、睡眠中の細胞の回復も十分に行われなくなります。
この「質の良い睡眠」とは、一言でいうと、「脳がしっかり休み、体の疲れが取れる」ような睡眠です。
そして、このような質の良い睡眠をとるためには、交感神経と副交感神経のスイッチが、副交感神経のほうにしっかり切り変わっていることが大切です。
このような睡眠をすることで、体がしっかり休まり、子宮や卵巣のコンディションを整えて妊娠体質へと変わっていきます。
そのために心がけておきたい「質の良い睡眠をとるためのコツ」をこれからご紹介します。
できることから試してみましょう!