世界の神々と神話の謎

ギリシャ神話の神々を徹底解説ゼウス・ヘラ・ポセイドン・ハデス

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様々なゲームや題材で使われるギリシャ神話の神々ですが、調べてみるととても面白いことがわかりました。

知っていると映画で出てくるときの、面白さが全く違います。

是非ご覧ください。

天空の支配者にして全知全能の偉大な神ゼウス

親:クロノス / レア

全知全能の偉大な神ゼウスとは?

やはりまず最初に紹介するのは最も有名なゼウスから紹介します。

オリンポス12神をはじめとする神々を束ねる、天空の王者がゼウスです。

雨や雲などのおこる様々な現象を司る神で、特に雷と稲妻の力はすさまじく、他のどんな勢力をも圧倒します。

ゆったりとした衣をまとい、ときには最高の権力を象徴する鷹を肩に乗せて現われるゼウスの姿は王者そのものであり、至高の存在と呼ぶにふさわしい。

聖木はオーク。

ローマ神話ではユピテル、英語名はジュピターとも呼ばれます。

ゼウスはティタン神族のクロノスとレアの子です。

子どもを次々に飲み込むクロノスの目を盗んで、母レアはクレタ島でこっそり出産し、ゼウスはニンフ(神性または半神性の女精)達に育てられました。

ゼウスの覇業とそのプレイボーイっぷり

そして、ゼウスは飲み込まれた兄弟たちを救い出し、クロノスに戦いを挑みます。

オリンポスの神々とティタン族の戦いは10年にも及び、オリンポス神族が勝ちました。

そしてゼウスは世界を二人の兄と世界を分け合い自らは天をポセイドンは海をハデスは地下の世界を治めることにしました。

当時のギリシャ人は一夫多妻制で王とて中国やインドのようにハーレムを作って無数の妾を持つなどということはなかったので、ゼウスのプレイボーイっぷりは異様に映った事でしょう。

それでもゼウスが庶民から愛されていたのは、やきもち焼の妻ヘラをなだめながら結婚生活を続け、その一方で妻の目を盗んでは、あちこちの女神やニンフ、人間の女にアタックを続け、結果としてたくさんの子孫をもうけたエネルギーと人間っぽさにあるのではないでしょうか。

ゼウスの異性に対するバイタリティーがあがめられていた半面、彼の情事、とくに人間の女性との情事には、単なる浮気では済まされないことが多いのです。

その結果、相手の女性や子供(つまりゼウスの子)、家族が思わぬ災難や運命のいたずらに巻き込まれるケースが目につきます。

しかし、これはギリシャ神話の大きな特徴で、ゼウスをはじめとするオリュンポスの神々は、人間のモラルや論理をはるかに超えたところで、自分たちの都合で事を運びます。

人間はそれを甘んじて受け入れるしか道はないという、気持ちがギリシャ人には共通しており、だからこそ、ギリシャ悲劇を最高峰とするギリシャ文学には神の存在が欠かせません。

不老不死の神と死すべき人間という境界線にこそあれ、神々が日々の人間の生活に深くかかわり、介入してくるという構造が成り立つのです。

女性の守護者であり嫉妬深い最高神の妻ヘラ

親:クロノス / レア

ゼウスの妻レアとは?

ヘラはクロノスとレアの娘で、ゼウスの姉であり、また正妻でもあります。

ゼウスの熱烈な求愛のすえ結婚、軍神アレス、鍛冶神ヘファイストス、青春の女神ヘベ、出産の女神エイレイテュイアをもうけました。

結婚と母性、家庭生活を司る女神で、妻の守護神として熱い信仰を受けているヘラですが、ギリシャ神話で描かれる彼女は、どうしても嫉妬深く、残忍なイメージが強いと思います。

女神も人間の女性も見境なく、次々に口説いてしまうゼウスの行動に目を光らせ、浮気に気づくやいなや、彼の愛人やその間に生まれた子供を手ひどく罰します。

また、ちょっとしたことにも腹を立てて、人間に不幸をもたらせたりする、なかなか厄介な女神なのです。

その恐怖の嫉妬深さゆえに・・・

そのエピソードとしては、

処女神アルテミスの侍女のニンフ、カリストに一目ぼれしたゼウスは、アルテミスに姿を変えて近づき、抵抗する彼女を手に入れます。(ゼウスが悪いのですが・・・)

処女を失ったことをアルテミスに知られ追放されたカリストは、ひっそりとゼウスの息子アルカスを生みましたが、それを知ったヘラは憎しみを爆発させ、彼女の髪をつかんで投げつけたあげく牝熊に変えてしまいました。

妖精に育てられたアルカスは、ある時森で熊と出会い、母とは知らず刺し殺そうとして、それを見たゼウスはさすがに放っておけず、母子を天上に上げ星座にし、これがおおぐま座とこぐま座です。

憎い母子が星になったと知り、ヘラの気持ちは収まらず、「海に降りて水浴びができないようにして」と、海神ポセイドンに命じます。

そのためこの2つの星座だけは、永遠に水平線に沈むことができなくなりました。

このように恐ろしいヘラですが、普段はゼウスをこよなく愛し、貞節を貫き、温かい家庭を守る良き妻でもありました。

ゼウスの愛をつなぎとめるため、若さを再生するカナトスの泉に毎年沐浴にいき、永遠の美しさを保っていました。

泉の水で身を清めて年齢を洗い流し、清らかな処女に戻ったヘラの輝くような美しさは、プレイボーイのゼウスの心さえもとろけさせるほどでした。

ゼウスは恥じらう乙女のヘラを誘い、黄金の雲のカーテンをひき、夫婦の契りを交わすのでありました。

ゼウスとヘラの「聖なる結婚」の儀式は、ヘラ信仰の本拠地アルゴスで祝われ、サモスなど他の地方でも盛んに行われていました。

ちなみにヘラはローマ神話ではユノー、英語名はジュノー。

すなわち「ジューン・ブライド(6月の花嫁)」の語源にもなりました。

地中海を駆け巡る海の王者ポセイドン

親:クロノス / レア

ゼウスの兄で海の王者ポセイドンとは?

クロノスとレアの子で、ハデスの弟でゼウスの兄で、海洋を司り泉の支配者でもあり、映画パーシージャクソンとオリンポスの神々でも登場した、主人公の父にあたる神です。

ローマ神話では、ネプトルノスネプ、英語名はネプチューンです。

ティタン神族征服後に海を支配することになったポセイドンの住処は、当然のことながら海であり、海の底にある珊瑚と宝石で飾られた豪華な宮殿で暮らしていて、オリンポス山に住んでいないのにもかかわらず、12神のひとりに数えられます。

子どもがペガサス?ポセイドンの能力とその破天荒っぷり

ポセイドンは堂々とした威厳ある壮年の男性の姿で描かれることが多く、通常は裸体で三又の矛を持っていて、その矛であらゆるものを突き刺したり泉を湧き出させたりします。

自らの王国をみまわるとき、ポセイドンは2頭の馬にひかせた黄金の馬車に乗り、黄金の鞭をふるいながら海の中を縦横無尽に走り抜け、ポセイドンの姿をみるや、海の怪物たちは恐れをなし、彼にあいさつするために洞窟や海底から這い出てくるのです。

不思議なことに彼の体も馬車も、海の中にあるというのに、決して濡れることはないのだそうです。(やはり神ですねぇ。)

正妻は、ティタン神族の海神オケアノスの孫にあたるアンフィトリテです。

しかし彼ら兄弟はやはり、誘拐して妻にした大地の女神デメテルや、怪物ゴルゴン、メデューサなどたくさんの愛人がいました。

多くの女性達との間に、トリトン、オリオン、ペガサスなどの子供がいます。

ポセイドンはトロイヤ戦争の際には、当初トロイヤ側につき、王のために頑丈な城壁を造築しましが、王が約束の報酬を払わなかったことに激怒し、これ以降は常にギリシャ軍の味方となりました。

またアテナイの支配権をめぐり、オリュンポス12神のひとりである女神アテナと争ったともいわれています。

「アテナイの民にとって、より有益な贈り物をした方が守護神となるのだ」

とポセイドンが三又の矛で力強く地をたたくと、そこからは塩水が湧き出して泉となりました。

一方アテナは、オリーブの木を生じさせました。

 
結果は一目瞭然、有益なのはオリーブの木だった。
ポセイドンは敗れ、これによってアテナイはアテナのものとなりました。

ポセイドンは古くは大地の神であったと思われ、とくに地震を司っていたことから、
「大地を揺らす神」
とも呼ばれています。
また、ローマ神話のネプチューンと同一視され、馬または競馬の神としても崇拝されました。

地下の国である冥府の支配者ハデス

親:クロノス / レア

冥府の支配者ハデスのイメージとは違う性格

冥府の王ハデス(プルート)は、ペルシャやユダヤ教における悪魔のように、天界の王に対抗する闇の代表とされています。

その横には地獄の番犬ケルベロス

様々な映画やアニメでも常に悪役として描かれていることが多いですよね。

ですが、そのような存在とは全く違った性格の持ち主の神なのです。

ハデスはティタン神族との戦いの後、ゼウスに冥府を司るように命じられたゼウスの兄であり、運命と正義の力を制御しているのです。

その姿は恐ろしく異彩を放っていますが、決して人間ではなく死んで冥府に降りた死者達の魂を裁いて、正しい行いをしたものは正当に評価し、罪を犯した者は厳粛に罪を下すだけです。(日本でなじみがあるのは閻魔様という感じです。)

ハデスの語源は「見えないもの」を意味するアイデスだと言われています。

その名の通り彼は世界の西の果ての地底にある冥府「ハデスの館」をもっぱら住みかとし、オリュンポスなど、天上の神々が集まる場所にはめったにやってきません。

そのためオリュンポスの神の中には名を連ねていないのです。

ハデスの住む冥府とはどんなところ?

それでは、ハデスの住む冥府とはどんなところなのでしょうか?

彼の宮殿の前庭には、地上から誘拐してきた妻ペルセフォネを喜ばせるため、少しでも地上に似た環境を作ろうと、ハデスが植えさせたポプラと柳の並木があります。

この並木のわきには、沈んだ太陽を迎えるための門と、夢が住む国が隣接しており、この庭のどこかに目印となる白い岩があり、そこの近くで地下を流れるの2本の川が交わっています。

そこを通り抜けると「アスフォデルの原」と呼ばれる、平らで砂に覆われた不毛の地があり、死者達が色も香りもない環境の中で暮らしています。

人々は冥府に帰ってくると、まずスティック川(この名はアケロンだったり、湖だったりする)の岸辺にやってきて、その水を飲むか川を渡るかすると、生前の世界で記憶していたことを、すべて忘れてしまいます。

川の渡し守は、カロンという寡黙な老人です。

カロンに、向こう側に渡してもらうために、死者はもちろん賃金を払わなくてはなりません。

それで古代ギリシャ人は死者を葬る際、死者の口の中に、必ず船賃のコインを入れていたのです。

冥王の王ハデスは、こうやってきた死者達を冥府に迎え入れ、死者達が再び生まれ変わってこの世に戻るまで、館の中にとどめて面倒をみていました。

しかし、日の光をほとんど見ることがなかったハデスは、地価の世界に君臨しながらも、普段の人々の生活に影響を与えることがなかったのです。

それゆえ、あれだけ豊富なギリシャ芸術にもほとんど登場せず、ハデスにささげられた神殿のなかったのです。

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