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青天を衝け尾高長七郎(おだかちょうしちろう)渋沢平九郎(しぶさわへいくろう)とは?完全版

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歴史ミステリー 決定版・幕末イケメン侍トップテン!

今後大河ドラマ『青天を衝け』では、幕末・明治期の偉人:尾高長七郎(おだかちょうしちろう)・渋沢平九郎(しぶさわへいくろう)は、どのように登場していくのでしょうか?

幕末きってのイケメンとされる尾高長七郎とはどんな人物なのか?

そして今後大河ドラマ『青天を衝け』でも登場シーンが多いであろう渋沢平九郎(しぶさわへいくろう)どんな人物なのか?

渋沢栄一とどのように関わっていくいくのか?

是非最後までご覧ください。

大河ドラマ『青天を衝け』をご覧になりたい方はこちら↓

【3分で丸わかり日本史】(111)尾高長七郎「青天を衝け」満島真之介が熱演 渋沢栄一の従兄で神道無念流の剣豪!大橋訥庵門下で坂下門外の変に関与して入牢し廃人に!!

青天を衝け尾高長七郎(おだかちょうしちろう)とは?

尾高長七郎
尾高長七郎

尾高淳忠(おだかじゅんちゅう)の弟。
妹の千代が嫁いだ従兄の渋沢栄一より4歳年上です。

兄の尾高淳忠より漢字を学び、従兄の渋沢新三郎の下で、神道無念流剣術を修行。
剣術家への道を進み、北関東屈指の使い手とうたわれるようになります。

1854年、江戸に出て、海保漁村の下で惇学年、江戸に出て、海保漁村の下で儒学、伊庭軍兵衛の道場で心形刀流を学びます。

尾高淳忠の意を受け、憂国の志士たちと深く交わるようになります。

尾高長七郎
尾高長七郎

1861年、輪王寺宮公現法親王を奉じて日光山で拳兵しようとするが、断念...

大橋訥庵(おおはしとつあん)らの老中・安藤信正(あんどうのぶまさ)襲撃計画(坂下門外の変)に参加するが、淳忠の反対で訥庵一派から離脱し、上州や信州で身を潜めた後、京に逃亡します。

高崎城乗っ取り、横浜外国人居留地焼き討ちを計画する淳忠、栄一らに呼び戻されるが、京の情勢を知る長七郎は強く反対して、計画をとん挫させます。

2021年『青天を衝け』でも描かれていたように決して恐れていたわけではなく、その他の町や長州藩の倒幕運動の結果などから、

尾高長七郎
尾高長七郎

「みんなの命を無駄にするわけにはいかない。もしそれでもやっるってんなら俺を殺してからいけ」

幼き頃から育った栄一や渋沢喜作など69人の仲間達の命を何としても守ろうとした、尾高長七郎やさしさと力強さ、そして先見の明。

後世もしこの出来事がなければ渋沢栄一が日本にもたらした発展もなかったかもしれません。

幕末、明治という激動の時代に、尾高長七郎をはじめ大きく名前が残らない英雄たちがおのれの信念、思いを貫き守ってきた結果今の平和な日本があるのではないでしょうか。

あきちゃん
あきちゃん

その後尾高長七郎は1864年、戸田が原(現埼玉県戸田市)で通行人を殺傷して捕まり、伝馬町の獄舎で、維新後まで入牢。


精神に変調をきたし、1868年、実家で死去します。

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長七郎と栄一の激論

幼いころからともに学んできた長七郎と栄一。

剣豪として名を馳せた長七郎について栄一は

渋沢栄一
渋沢栄一

「竹刀を持ってはまるで子ども扱いされた」

と回想しています。

高崎城乗っ取りと横浜外国人居留地焼き討ちの企てを、京より帰郷した長七郎は暴挙と断じ、

尾高長七郎
尾高長七郎

「今日我々同志が兵を挙げても、ただの百姓一揆と見られて、決して京都よりの応援などは望めない。直に幕府や近傍諸藩の兵に討滅されるのは明らかである」

と強く反対します。

尾高長七郎
尾高長七郎

「自分(栄一)を殺しても挙兵を抑止する。」

と言って、お互い血眼になり、刺し違える覚悟で論じたといいます。

その不幸な死を悼み、栄一自ら墓碑を建立しています。

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『尾高長七郎』渋沢栄一を救った天才剣士の悲しい生涯【青天を衝け登場人物解説】

青天を衝け渋沢平九郎(しぶさわへいくろう)とは?

渋沢平九郎
イケメン渋沢平九郎
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渋沢平九郎
渋沢平九郎

尾高惇忠、長七郎の弟。
淳忠から学問を習い、剣術は地元の道場「練武館」で神道無念流を、江戸で心形刀流を学んだとされています。

淳忠、従兄の渋沢栄一らの高崎城乗っ取り計画に当時10代だった平九郎も参加します。

1866年、栄一がパリ万博幕府使節の随員として渡欧することになり、長男が早世して後を継ぐ男子のいなかった栄一は、見立養子(跡取り息子)に平九郎を指名してパリに旅立ちます。

栄一が渡航中の、1868年平九郎は従兄の渋沢成一郎(喜作)が頭取となった彰義隊に加わります。

彰義隊が内部分裂後、渋沢喜作、淳忠と新たに振武軍を結成します。

彰義隊の壊滅後、飯能村(現埼玉県飯能市)で官軍を迎え討つが敗走し、追手の斥候隊と遭遇して自刃します。

姓名不明の死者として弔われ、栄一、淳忠ら遺族に最期の様子と自決した場所が判明したのは、1873年のことでした。

渋沢平九郎の早すぎた死

尾高家の七子で、長七郎、栄一、渋沢喜作ら従兄達の中で、年が離れた弟だった平九郎。

その人となりについて栄一は

「容貌も気立てもよかった。」

「撃剣は大変優れていて、一緒に稽古してしたころは15,16歳であったが若いのにすごく強かった。」

と追想しています。

栄一は、自分が渡欧している間、平九郎が振武軍に加わったことについて、淳忠、喜作の存在が大きかったことから理解を示しつつも、振武軍のやり方は少々まずく、自分なら他に方法があったろうとして、平九郎は早まり過ぎたと悔やんでいます。

黒山(現埼玉県越生町)の山中で自決した平九郎の首級は官軍の宿営地だった寺の境内に、首から下の遺体は近隣の墓地に埋葬されたといいます。

後年、その若者が平九郎と分かって、栄一は遺骸を収容して、上野寛永寺で仏事を行ったうえで、谷中の墓地に改葬しました。

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青天を衝け尾高長七郎ゆかりの地

高崎城址

住所〒370-0829
群馬県高崎市高松町 城址公園内
営業時間なし
定休日なし
アクセス車:関越自動車道高崎ICより約15分
電車:JR高崎線高崎駅より徒歩約15分、バス約5分
駐車場周辺に有料駐車場有
お問い合わせ観光課 電話:027-321-1257
ウェブサイト 
備考 

青天を衝け歌劇 幕臣 渋沢平九郎

 

「歌劇 幕臣 渋沢平九郎」概要

■日時:令和3年2月6日(土) 開場13:00~/開演14:00~

■会場:深谷市民文化会館 大ホール

■主催:渋沢平九郎プロジェクト実行委員会

■共催:深谷市地域振興財団

■後援:
深谷市、越生町、テレビ埼玉、深谷市教育委員会、越生町教育委員会、
飯能市教育委員会、能仁寺、深谷商工会議所、ふかや市商工会、埼玉県合唱連盟、
深谷市音楽連絡協議会、狭山市合唱協会、幕末軍事史研究会寄居支部

■助成:埼玉県文化振興基金

■演目:
序幕  高崎城乗っ取り謀議/長七郎・平九郎の死の動機/京都/彰義隊結成
二幕 彰義隊との決別、そして振武軍/飯能戦争
大詰 峠の茶屋/黒山(平九郎自刃)

■キャスト:
渋沢平九郎役:テノール歌手・藤牧正充   
ゆき役:ソプラノ歌手・鈴木遥佳
渋沢成一郎役:バス歌手・植田真史
尾高長七郎役:バリトン歌手・上田誠司
天野八郎役:バリトン歌手・井出壮志朗     
尾高惇忠役:テノール歌手・根岸一郎
渋沢栄一役:尾澤栄一     
助左役:森裕貴

■スタッフ:
脚本:酒井清/演出:磯野隆一/音楽:西下航平/指揮:池田開渡/
管弦楽:おーけすとら・ぴとれ座/合唱:深谷で渋沢平九郎をうたう会/
衣装:武器屋/舞台監督:関口彰広/照明:ライトウェィブ

■入場料:
全席自由4,500円
シニア60歳以上のかた/文化会館友の会会員4,000円
学生3,000円

■チケット:
深谷市民文化会館、八木橋百貨店5Fプレイガイド(熊谷市)、新星堂アリオ深谷店、
花園文化会館アドニス

※インターネットでのチケット購入(カンフェティ)
https://www.confetti-web.com/heikuro

【お問い合わせ】
渋沢平九郎プロジェクト実行委員会事務局(平日:10:00~17:00)
TEL:04-2921-1151

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