生理周期とカラダの変化
生理をつらいものにしている大きな原因は生理痛という人がほとんどだと思います。
毎月必ず薬を飲んだり、痛みで動けなくなったりするのは憂鬱ですよね・・・
では、なんでこんなに痛むのでしょう?
生理が始まると骨盤は大きく開いて、使わなくなった子宮内膜を排出します。
この開くという動きがスムーズにできないと、カラダはギシギシしながら少しでも大きく開こうとして痛みが生まれるんです。
だからスムーズに開ける人は、生理痛に苦しむこともないんですよ。
骨盤の状態が良いと、生理は28日くらいの周期で訪れるのが一般的です。
生理開始の1週間ほど前には、カラダは骨盤を開く準備に入ります。
脳から「開きます!」と信号が送られると、まずは頭蓋骨(後頭骨)が開き、それから肩甲骨、骨盤と信号が伝わっていきます。
この時スムーズに開けないと、頭痛・肩こり・腰痛と痛みが襲ってくるのです。
そして、生理が終わると、骨盤は排卵に向けて閉まり始めます。
開く動きは苦手だけど閉める動きは平気という人が多いので、生理後はだいたいの人が気持ちよく過ごせます。
最も骨盤が閉まるのは排卵の時。
骨盤が閉まると頭蓋骨も肩甲骨もキュッと引き締まるので、この時期が1か月で1番スリム!!
顔もキリっと引き締まったようになります!!
このように女性のカラダは、日々開いたり、閉じたりを繰り返して変化し続けています。
この開閉の動き、特に開く動きがスムーズになると、生理も出産も痛みが少なくとっても楽なものになるんです。
生理の仕組みをおさらい!!
生理は今月使わなかった赤ちゃんのベッドのお片付け。
女性は生理を繰り返すことで、思春期からずっと妊娠の準備を続けています。
- 脳の視床下部から分泌したホルモンが脳下垂体を刺激し、そこから出たホルモンが卵巣を刺激。
卵巣ホルモンが分泌されて、子宮内膜が厚くなります。 - 脳下垂体から分泌された黄体化ホルモンの刺激で、卵子が卵巣内の卵胞から飛び出します。
飛び出した卵子は卵管に吸い込まれて子宮へ。 - 卵巣から黄体ホルモンが分泌され、血液と養分が子宮に送られます。
子宮内膜は受精卵が着床する準備を整えます。 - 妊娠しなかった場合は黄体ホルモンの分泌が止まり、不要になった子宮内膜ははがれて血液と一緒に排出されます。
今月はどっち??イケてる生理・イケてない生理
骨盤や子宮が元気だと、生理はだいたい28日周期でやってきて、4日間で終わります。
毎月気持ちよく生理を迎えられているといいのですが、生理トラブルをかけている人が多いのが現実・・・
- 動けないほど痛みがひどい
- 生理前も生理中もずっと便秘
- 経血が1週間以上もダラダラと続く
- 30代になっても周期がバラつき過ぎ
生理痛は骨盤や頭蓋骨がうまく開けず、ギシギシすると起こります。
実は、この開きの悪さは、便秘の原因の1つ。
骨盤が閉まり骨盤底筋の力が弱いと腸はあまり働けません。
ダラダラと続く出血は骨盤底筋が緩くて引き締まりが弱い人のほうが多いようです。
骨盤内の筋力を回復させて血行を良くすることが解決策です。
生殖器が未発達のうちは周期が安定しないこともありますが、30代になると落ち着いてきます。
でも、2,3日くらいのズレは気にしなくて大丈夫!
2週も3週もズレ込んだら、婦人科で相談してみましょう!