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【2021年最新版】ネタバレ注意!キングダム秦を支える登場人物解説一覧まとめ10人part1

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キングダムには面白いキャラクターがたくさんいます。

キングダムという漫画・アニメを彩る登場人物を今回はまとめたいと思います。

これを読んでいただければ、これからのキングダムがますます面白くなること間違いなしです。

ちなみに中国の語源はご存じですか?

中国=CHINA(しな)

秦が由来と言われています。

それでは是非最後までご覧ください。

よろしければこちらもご覧ください

キングダム信/李信

キングダムに登場する主人公・信とは?

下僕という低い身分に生まれながらも「天下の大将軍」になることを目指し、自らの腕を頼りに乱世をたくましく生きる抜くのが、主人公の信です。

親友の漂とうり二つの若き秦王・政と出会ったことで、信の運命は激変します。

成嬌の反乱鎮圧に尽力して平民となったのを皮切りに、次々に武功を挙げて瞬く間に出世します。

ついには5千人将として、自らの部隊である「飛信隊」を率いれるまでになるのです。そして現在では将軍にまでなってしまいました。

さらに、加冠の儀の最中に起こった毐国(あいこく)の反乱鎮圧においても獅子奮迅の働きを見せ、政による秦国内統一へ大きく貢献した信。

それにより、いよいよ「中華統一」という壮大な夢への第一歩を踏み出した政は信に、将来的に復活する秦に「六大将軍」の一角を占めるように命じ、キングダム台438話では信も期待に応えるべく新たな戦いに身を投じるのです。

信のモデルになった謎に包まれた将軍・李信

そんな信ですが、作品の冒頭ではよく似た人物周囲から「李信様」と呼ばれています。

そこからわかる通り彼のモデルは秦の将軍である李信です。

また「新唐書」には息子の李超やその子孫の存在が書かれているので、誰かと結ばれる・・・そんな主人公信の行方も見どころです。

若くして将軍となり、秦の始皇帝嬴政(えいせい)の暗殺を企てることになる燕の太子丹を討ちとるなど数々の功績が、後世にもにも伝わっている李信という武将ですが、出自や没年齢など本人に関する情報はあまり残されていないため、キングダムでも強烈なキャラクターとして描かれています。

なお「史記」によれば李信は紀元前225年当時の秦には珍しい大敗北をしてしまうといった失態をしています。

信/李信について詳しくはこちらをご覧ください。

をご覧ください。

キングダム政/嬴政(えいせい)

呂不韋との後宮の争いに勝ち名実ともに王となる嬴政(えいせい)

キングダムのもう一人の主人公と言えば、個人的に私が大好きな嬴政(えいせい)です。

悲劇で過酷な幼少期を過ごし、秦王となっても激しい権力争いに脅かされながら中華統一の最初の王となる夢実現のため戦っています。

そんな嬴政(えいせい)のとって大きな意義を持つのが、王が成人になった証として冠を授けられる

「加冠の儀」

というものがありました。

作中では政は堂々とした立ち振る舞いで国内外に王としての器を示し、毒国(あいこく)の反乱を陽動して名実ともに秦の実権を握ろうとした呂不韋(りょふい)の企みをも阻止しました。

それにより政に最大の敵だあった呂不韋を失脚させ、政は王として秦の実権を完全に掌握することができました。

政の今後や詳細は、

をご覧ください。

キングダム王騎(おうき)

政の覚悟を認め、信に将軍というものを教え、鮮烈に散った巨星

王騎(おうき)とは秦の六大将軍最後の生き残りであり

「秦の怪鳥」

としても中華全土に名を轟かせた伝説的、まさにレジェンド。

それが王騎(おうき)です。

かつての主君である昭王(しょうおう)に惚れその死後は戦いへの興味を失ってしまった王騎(おうき)ですが、昭王と同じ

「中華統一」

という夢物語を語る若き王・政の目を

「しっかりと中華への道をとらえている」

キングダム第45話

と高く評価します。

後に趙が馬陽(ばよう)へ侵攻してきた際、迎え撃つ秦軍の総大将を王騎(おうき)が引き受けたのも、六大将軍も一人で王騎(おうき)の許嫁でもあった摎(きょう)の弔い合戦という意味や政を王として認めているからこそ総大将という任を引き受けました。

また王騎(おうき)を始めて見たときの信は

「強さも怖さもこ・・・こいつ、でかすぎてわからねぇ!」

キングダム第66話

とその存在感に圧倒されていた信にも、王騎(おうき)は、様々な形で天下の大将軍としての戦い方を示していきます。

そして馬陽での戦いでは、趙の総大将で怨敵でもある龐煖(ほうけん)から受けた傷で命を落とす間際、信に愛用の矛を預けました。

政の夢の行く末を見届ける前に死んでしまった王騎(おうき)ですが、その存在が信や政に与えた影響は大きく、彼らが今後成し遂げる

「中華統一」

への大きな礎になりました。

同名の武将は存在するが、人物像はオリジナルか?

キングダムでは、大きな存在感を示す王騎(おうき)ですが、実際の人物としての記録はほとんど残されていません。

秦の始皇帝が即位する以前にいくつかの武功を挙げたこと、そして始皇帝が即位した紀元前246年に将軍になったことが、「史記」には書かれています。

そうなると昭王(しょうおう)の時代に将軍だった作中とはずれが生じ、作中での数々の武勇もオリジナルだと思われます。

ただ紀元前244年とされる年齢に関しては、馬陽の戦いが没年に行われていることが記されています。

キングダム蒙武(もうぶ)

新たな「六大将軍」の中核を担う猛将蒙武(もうぶ)

王騎(おうき)の死をきっかけに力だけに頼らない戦い方を模索

呂不韋四柱のひとりであり、蒙恬(もうてん)、蒙毅(もうき)の父でもある蒙武(もうぶ)。

自身の圧倒的な武力に絶対の自信をもち、それゆえ当初は強引な戦い方や無茶な行動に走ってしまう傾向がありましたが、そんな蒙武(もうぶ)が変わるきっかけとなったのが、副将として参戦した馬陽の戦いでした。

敵である趙軍総大将龐煖(ほうけん)を深追いしたことで自軍が危機的状況になり、それが総大将である王騎(おうき)の死へつながってしまいます。

そして死の間際の王騎(おうき)からは

「あなたは間違いなくこれからの秦国軍の顔になるべき一人です。」

キングダム第172話

と秦の行く末を託されました。

それ以後昌平君(しょうへいくん)

「刃のようにとがった部分が落ち着き、その分内に凄まじい闘気が渦巻いている」

キングダム第270話

と評価するほど、劇的な変化を遂げました。

それが合従軍戦での目ざましい活躍につながり、戦いのあとには秦軍全体の第一功として大将軍に任命されました。

呂不韋失脚後も秦軍の中心として君臨し続ける

加冠の儀の最中に起こった毒国(あいこく)の反乱が鎮圧され、蒙武(もうぶ)の主君である呂不韋(りょふい)は失脚しました。

そのとき蒙武(もうぶ)は玄武にて楚の禍燐(かりん)と戦っており、直接的に呂不韋へ加担した形ではないが、何らかの処分がくだされても不思議ではありません。

しかし政が、

「李斯ら四柱をはじめ、有能な者たちはしっかり取り入れねば国力が半減するからな」

キングダム第438話

と語っているのを考えれば、蒙武を生かさない手はありません。

また政が復活を宣言した「六大将軍」に誰がなるかを信・蒙恬(もうてん)・王賁(おうほん)が予想した際、蒙武と騰(とう)は、

すでに今秦国(しんこく)の大将軍という扱いになっていたことを考えれば、呂不韋(りょふい)失脚の影響は蒙武(もうぶ)の地位にさほど影響を及ぼしていません。

なお史実での蒙武は「史記」のよれば、加冠の儀よりも後の紀元前224年と223年に、王翦(おうせん)とともに楚と戦ったことが書かれています。

そういった史実を考えても、今後は政の配下で中華統一を目指す立場として、勇敢に戦い続けると思われます。

蒙武について詳しくはこちら↓

キングダム王翦(おうせん)

心中は王への野望が?謎多き実力者王翦(おうせん)

超絶な武力を持ちながら、日陰に置かれた将軍

恐ろしい形相を模した鎧に目元を隠した仮面という、不気味な風貌をしている王翦(おうせん)

しかもミステリアスなのは見た目だけに留まらず、昭王(しょうおう)の時代から戦いの前線にいながらなぜかあまり表舞台に出てこないという経歴を含め、謎の多い人物です。

その理由として噂されているのが

「自らが王になろうとしているのではないか」という噂です。

実際の領地を「国」と表現をし、兵士の数や軍備も強化を進めており、山陽の戦いの際には敵将である魏軍姜燕(きょうえん)に

「私の国はうぬのような戦の強い男を必要としているのだ」

キングダム第221話

と勧誘までしています。

とはいえその実力は相当なもので、山陽での魏軍との戦いや函谷関(かんこくかん)での合従軍との戦いでも、驚くべき活躍を見せています。

それゆえに、例え国家にとって危険人物だとしても、今後も秦軍の主力として活躍することだと思われます。

そのほか王翦(おうせん)については、

をご覧ください。

キングダム桓騎(かんき)

強さと残忍さを併せ持つ元野盗の将軍桓騎(かんき)とは?

かつては野盗団の首領だったという桓騎(かんき)ですが、周囲から化け物と称されるほどの軍才をもち、秦軍の中枢をになう将軍として地位を確立しています。

その戦いぶりは、自身で編み出した独自の戦法を駆使し、ときには自ら変装をして敵本陣に潜入するなど、元盗賊という長所を生かし自由な戦い方をします。

ただそれそれと同時に、投降した兵士の首をはねるなどの残忍さを併せ持つ恐ろしい将軍でもあります。

そんな桓騎(かんき)は、刃は味方にも向けられ、趙国の黒羊丘(こくようきゅう)攻略に向けて飛信隊(ひしんたい)が桓騎(かんき)軍と合流する際、河了貂(かりょうてん)は、

「今まで桓騎軍に援軍に来た隊がいくつか消滅してるって噂がある」

キングダム第442話

と注意を促します。

そして実際に桓騎軍と対面した際には、信が

「この男への強烈な拒絶」

キングダム第442話

を感じて思わず剣を手にしてしまうなど強烈な印象を与えました。

そんな信の態度に驚くこともなく不敵な笑みな笑みを浮かべながら語り掛けるほどです。

呂不韋が失脚後も秦軍の中心に君臨

なお史実でも桓騎は秦の始皇帝に仕え、将軍として数々の武功を挙げています。

ただ出自についてはとくに書かれていないため元野盗といった設定はオリジナルではないかと思います。

ただ紀元前234年には、趙の平陽を攻めて敵将をはじめ10万もの首を斬ったとさせれおり、作中同様その残忍さはものすごい強烈です。

その後、紀元前233年の趙の大将李牧(りぼく)に敗れてから消息は不明となっております。

キングダム騰(とう)

王騎(おうき)が認めた実力を発揮し大将軍となった

王騎(おうき)の副官として多くの戦場で活躍した騰(とう)ですが、主である王騎亡き後は彼が遺した軍全てを任され、将軍として獅子奮迅の働きをします。

キングダムの前半では副将という立場もありそれほど目立たない存在でしたが、しかし王騎(おうき)が死に際に遺した

「本来あなたの実力は私に見劣りしません」

キングダム第172話

という言葉通り華々しい武功を挙げています。

対合従軍戦では、自ら先陣を切って楚軍の第一陣将軍である臨武君(りんぶくん)を討ち取りました。

その一方魏(ぎ)との攻略戦では

「これから秦軍の武威の一角を担うべき若い才能が、傑物呉鳳明(ごほうめい)に挑みその力を名を中華に響かせる戦いだととらえている」

キングダム第392話

と言い、王賁(おうほん)や信(しん)といった若い力を前面に押し出した戦いを展開しました。

結果的に勝利を収めてことで戦局を見極める力を示した騰(とう)は、功績を認められて蒙武(もうぶ)に次いで大将軍に任命されました。

飄々としてポーカーフェイスでおちゃめな面を見せるなど、かつての主である王騎同様につかみどころのないキャラクターですが、これからはその戦いぶりでも王騎同様中華に轟く活躍をみせてくれることでしょう。

史実ではあまり登場しないが、重要なポストにいたのでは?

史実における騰(とう)に関する記述は、あまり多くはありません。

史記によれば、紀元前231年に元は韓の土地だった南陽の統治者となり、翌年の紀元前230年に韓を滅ぼしたとされています。

キングダムの作中で、李牧が第176話で語ったように韓は魏と趙から見れば秦の侵攻を防ぐ位置にある重要な場所です。

その国を陥落させたのは、秦の始皇帝の中華統一にとって大きな意味を持つことは間違いありません。

またそんな重要な場所を任されるということは秦にとって騰(とう)が重要な戦力だったことを、表しているということではないでしょうか。

キングダム蒙恬(もうてん)

笑顔の裏に野望を隠し、信や王賁(おうほん)とともに大将軍を目指す

信や王賁(おうほん)と同世代であり、彼らと秦の次世代のを担う存在である楽華隊率いる武将蒙恬(もうてん)です。

父は大将軍蒙武(もうぶ)昌平君(しょうへいくん)の弟子・蒙毅の兄でもあります。

軍才に恵まれ、若くして多くの功績を残していますが、それを鼻にかけるようなことはなく、中立的で友好的であり、良家出身の人の好さすら感じます。

とくに信に対しては、軍法会議にかけられた際に罰を軽くするよう計らったり、参謀役となる羌瘣(きょうかい)を失った飛信隊(ひしんたい)に弟の蒙毅を後釜として紹介したりと、なにかと信の世話を焼くような優しさも見せます。

登場したときの蒙恬(もうてん)は、千人将相当の功績を挙げながらも、経験を積むようにと祖父蒙驁(もうごう)に言われ、特殊三百人隊を率いていました。

その後は順調に出世を重ねていきましたが、

「本当は俺、文官がイイ」

キングダム189話

などと飄々とした態度を取っていたこともありました。

また、秦の六大将軍の復活の報を聞き、信や王賁(おうほん)と面子を予想したときも

「あと二席か・・・」

キングダム第439話

とつぶやき、大将軍の座へこだわりを見せています。

ならば当然、今後の信とはその座を争うライバルとなるわけで、今後のその接し方はどう変化していくのか楽しみであります。

個人的にはいまのままでの蒙恬でいてほしいいものですね。

蒙恬の今後について詳しくは

をご覧ください。

キングダム王賁(おうほん)

名門出身の誇りをもつ槍の名手王賁(おうほん)

の誇る名将である王翦(おうせん)の息子であり、自らも玉鳳隊(ぎょくほうたい)なる武装騎馬隊を率いているのが王賁(おうほん)です。

由緒ある王一族の嫡子としてのプライドを隠そうともせず、下僕出身の信とは犬猿の仲で、下層身分出身の兵士が多い飛信隊とはたびたび衝突する場面があります。

とはいえその努力の鍛錬によって槍術は達人と言われるまでの腕前をもっています。

魏国史上最強の槍使いといわれる紫伯(しはく)に一度は敗れて瀕死の重傷を負いながらも

「大いなる勝利を手にし続けなければ、中華に名を刻む大将には決して届かぬ」

キングダム第396話

という思いでそのたびに立ち上がりついには紫伯(しはく)を打ち破りました。

また奢雍(ちょうよう)争奪戦では、騰(とう)が父である王翦(おうせん)に援軍を頼もうとしたとき

「絶対にやめろ」

と言い、またその理由に関しても

「呼ぶなといった言葉には多少私情も入っている」

キングダム第380話

と言い、父に対する複雑な感情を見せています。

しかし、その際もただ拒絶するだけではなく、魏の布陣にあった3つの弱点を同時に撃破するという対案をだし、結果的には見事に成功しました。

戦略家としても非凡な才能をみごとに発揮しました。

今後もライバルの信や同世代の蒙恬(もうてん)と、復活する六大将軍の座を巡って激しい争いが行われることが予想されます。

キングダムの楽しみの一つではないでしょうか。

そのほか王賁(おうほん)に関して詳しくは

をご覧ください。

キングダム蒙毅(もうき)

偉大な父を支えるため軍師を目指す賢すぎる弟蒙毅

軍師を目指し、河了貂(かりょうてん)らとともに昌平君のもとで学ぶ蒙毅。

その実力は若さに似合わず相当高く、兄である蒙恬(もうてん)が飛信隊へ加入させようとした際に

「俺にお知っている飛び切りの"軍師"を紹介してやる」

と言っていることからも分かる通り、その逸材ぶりがわかります。

そんな蒙毅(もうき)が軍師を目指した理由が、父蒙武の存在にありました。

力で押す

「明らかに事態と逆行している」

戦い方を憂い

「父の将として欠けている部分を補いたい」

キングダム133話

と考えていた蒙毅(もうき)でしたが、馬陽での戦いを目のあたりにして考えを改めます。

師である昌平君(しょうへいくん)が

「見てみたい」と願う「"力"が"策"を凌駕する存在」

キングダム第132話

それを体現するかのような圧倒的な武力で敵の李白(りはく)軍を蹴散らし、さらに味方兵の指揮まで高める戦い方を見せる父の姿に蒙毅(もうき)は

「蒙武(もうぶ)は強いし何一つ欠けていない」
「しかもその力の底はまだ見えていない・・・」

キングダム第133話

と驚愕を隠せませんでした。

今後蒙毅(もうき)がこの体験を生かしどのように軍師として成長していくか楽しみです。

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